LPM-0205 CLOSEUP 02 about LPM-0205 from KAZUTAKA OITA ~キーボード 笈田和孝 LPM-0205 『 4U 』 を語る!!~

ノートパソコンに録音中♪
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良い曲できた!(自画自賛)
良い曲できた!(自画自賛)

■曲名が『 for you 』 ではなく 『 4U 』 だったからイメージが宇宙まで広がったのかもしれない

sakiちゃんと打ち合わせをして、今回はまず何よりテーマを先に決めたのですが、曲名は 『 for you 』 ではなく 『 4U 』 にしよう!と話があったときに、頭の中ですぐにCDジャケットのイメージが固まりました。
実際にCDジャケットが完成してからというもの、そのイメージがなんだか一人歩きをしているみたいに、曲の雰囲気や世界観が、いっきに広がっていくのを感じたし、歌詞を書いているsakiちゃんにもわかりやすく伝わっていくのが感じとれました。


■「 for you 」 というテーマだったらやっぱり静かな曲だよね?それはよくわかっています(笑)

これも、曲名が 『 for you 』 ではなく 『 4U 』 だったからというのが大きいのですが、もし 『 for you 』 だったら静かな曲にしていたのかもしれません。
でも『 4U 』 だったから、アップテンポだったり、イントロの 「 for you. for you... 」 といったリフレイン(繰り返し)の効果だったり、いろいろと音楽的に冒険といいますか、遊ぶことができたように思います。
静かな曲にしなかった理由は他にもいろいろあるのですが、それは動画 「 LPM-Movies 002 」 内で偉そうに語っていますので、そちらをご覧ください(笑)。


■テンポを1上げるだけで曲が違う曲に変わることを知った

今回テンポを144にするか145にするかで相当悩み、144だとすごく遅くノリが悪くなった感じがし、145だと勢いが出て良いのですが少し速く感じる。だからといってDJじゃあるまいし144.5とかにするのは嫌だったので、145に落ち着けたわけですが、この判断によって歌うsakiちゃんには、ブレスの位置だったり、歌でノリを出すことだったり、大変苦労させてしまったなと思っています。


■事前に「決め事」を作る作戦が功を奏したのか!?

ボーカルレコーディングは、コーラスラインも含め、スタジオを3時間予約して行ったのですが、sakiちゃんとは事前にカラオケでノリも含めた歌い方だったり、それこそブレスの位置だったりを打ち合わせし、しっかり決めてからスタジオに入ったので、スタジオでは試行錯誤することなく、スムーズにレコーディングを行うことができました。今後もこのやり方で進められたらと思っています。


■今っぽい曲なのか、古くさい曲なのか、今回自分は古くさい曲だねと言ってもらえた方が実は嬉しかったり

やりたい音だったり曲だったりが、今世の中で流行っているものとある程度一致していれば、悩むこともないのでしょうけど、残念ながらそのラインからは、最近の自分の流れは大きくズレているのを自分自身感じています。
やっぱり時代に音を合わせていくかどうかは、プロアマ問わずクリエイターとしては葛藤するところではありますが、今回の 『 4U 』 に関しては、不思議なことにその辺のことを何も考えることなく、今自分がやりたい音やジャケット画像のイメージに、忠実に曲を完成させることができたように思います。
今聴いてみると、古くさい部分もあれば、自然と今っぽい音作りになっている部分もあるかなと。きっと今の自分の曲作りはそんな具合がちょうど良いのかもしれないなと思っています。


■こういう機会だから声を大にして言いたい。sakiちゃんありがとう!!

今自分がこうやってまた楽しく音楽をやれているのは、どんな状況になろうとも「脱退」の二文字を考えることなく、一緒に活動することを選んでくれたsakiちゃんの存在が本当に大きいと思っています。自分なんかと一緒に活動してくれる仲間がいるということがどれだけ幸せなことか。この感情だけはずっと大切にしていきたいなと思います。sakiちゃんありがとね!!
今ラブピースモードの活動が自分自身とても楽しく、『 4U 』 はそんななか出来上がりました。今回の曲は対世間のウケがどうとかそういうことは置いておいて、兎にも角にも楽しく活動ができたこと、それだけで十分です。この気持ちのまま次につなげたいと思います。


(2010.02.03 配信)